和歌山県の地盤調査事例

和歌山県の地盤について

和歌山県の市街地が広がる紀の川沿いは低地になっており、浅いところに地下水があります。さらに川の氾濫、海流などで運ばれてきた細かい砂が表層を覆っているため、地盤が軟弱です。

また、和歌山平野の市街地中心部から西側は粘土層が多く、紀の川北側にある和泉山脈ふもとの地域はやわらかい砂や泥が堆積しているため、地盤が安定していません。一方、和歌山平野の東部は、表層地盤に砂礫が多いことから、下流と比較すると液状化に強い地域になっています。

建築前に欠かせない地盤調査

土は場所によって堆積の過程や性質が異なるものです。だからこそ、土地ごとに地盤の調査、確認が重要になります。株式会社オオニシでは、主な地盤調査の方法としてスウェーデン式サウンディング調査、オートマチックラムサウンディング試験、ボーリング調査（標準貫入試験）などを実施。地盤調査の結果により、基礎仕様や地盤補強の提案をします。

地域と目指す確かな
未来

有限会社熊野路測量設計では、ボーリング調査や各種原位置試験などを行っています。そのほかにもコンサルティング業務や地すべり調査、観測、解析、室内試験、孔内検層、地下水調査、物理探査などによる地質調査を実施。同社ではこれらのサービスや建設コンサルタント業務、測量などを通し、地域と共に確かな未来を目指しています。

問題視される社会資本の安全性

高度経済成長から50年以上の年月が経過した現在。さまざまな公共設備などの社会資本に損傷や変状が見られ、その安全性が問題視されています。我が国では、近い将来にも巨大地震や津波などの発生が懸念されている状況です。同社では、次の時代の社会基盤づくりとして、防災対策や老朽化した社会資本の整備に対し貢献していくよう努めています。

状況に応じた地盤調査方法

地盤調査や補強工事は、住宅などの建築の基礎となる非常に重要な作業です。快適な暮らしを支えるためには欠かせません。阪紀地建工業ではスウェーデン式サウンディング試験、ボーリング調査、土壌汚染調査、平板載荷試験による地盤調査を実施。地盤の強度は目視では判断できないため、現場の状況に応じて先ほどの調査方法を使い分けて行います。